SSブログ

海馬の神経細胞は10年ごとに4~5%死滅していく [記憶力強化]

短期記憶の鍵を握る「海馬」。「海馬」の神経細胞は10年ごとに4~5%、80歳になるまでに、ピークの20歳前半の30%近くが死滅しているというデータがあるそうです。原因は生理的衰えによる脳に行き渡る血液量の低下。それに伴う酸素量の低下だそうです。

また、高コレステロールや糖尿病による血液の粘度のたかまりが加わると、脳に行き渡る酸素量はさらに低下するそう。食生活と記憶も重要な関係がありそうです。

【海馬とは】
・「大脳辺縁系」にある左右一対の大人の親指程度の臓器。主に、短期記憶に関連している。
・海馬の死滅が「ど忘れ」を加速させる。
・海馬を鍛えれば血流も増加し、活発に働くようになる。

【海馬が死滅すると記憶力は低下するの?】
・記憶は海馬によるものだけでなく、過去の記憶は「大脳新皮質」に保存されている。
・「大脳新皮質」の細胞量は海馬とは比較にならないほど多く、分散されて記憶されているため、細胞の死滅によって長期記憶が薄れることはあっても、突然消滅する心配はない。
・歳をとっても脳を積極的に使っている人は高度な思考や分析を司る前頭連合野はあまりダメージを受けない(ただし、記憶に関わる海馬と側頭葉は優先的に衰えていくというデータがある)。

【疑問点】
・海馬を鍛えるにはどうすればいい?
・「大脳新皮質」「前頭連合野」「側頭葉」はどんなはたらきをしているの?
・「海馬」は短期記憶だけを担っているの?

「海馬」と「大脳新皮質」の働きを知る事が、効果的な学習方法を提示する事につながるのではないかと感じています。

【参考】
大脳辺縁系と大脳新皮質(画像)
大脳新皮質(画像)
連合野のはたらき(画像)

マンガでわかる記憶力の鍛え方 苦手な科目の暗記ができないのは? ど忘れをなくす方法は? (サイエンス・アイ新書)

マンガでわかる記憶力の鍛え方 苦手な科目の暗記ができないのは? ど忘れをなくす方法は? (サイエンス・アイ新書)

  • 作者: 児玉 光雄
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2009/02/17
  • メディア: 新書



人気ブログランキング
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:資格・学び

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。