SSブログ

STEM(STEAM)教育~AI時代を生き抜く力を身につける~ [最新教育事例]

人工知能に使われるのではなく、使う側になるための能力として、「STEM」あるいは「STEM教育」という言葉が頻繁に使われるようになっています。
Science(科学)
Technology(技術)
Engineering(工学)
Mathematics(数学)
また、この頭文字にArt(芸術)を加えた「STEAM」という言葉も使われるようになっているようです。個人的には、「STEAM」の方が、今後必要な能力としてはしっくりきます。「STEAM」を身につけるにはどうすればいいのか?どのような取り組みがなされているのか?を調べてみました。

【STEMが注目されるようになった背景】
・2012年のPISA(OECDの生徒の学習到達度調査)でアメリカのランキングが低迷(数学的リテラシー36位・科学的リテラシー28位・読解力24位)。オバマ大統領がSTEM教育に力を入れるように。
・IT人材の需要の増加(システムエンジニアは高収入に)。行動なスキルを持ったIT人材は慢性的に不足。人工知能・ロボットが普及していく近未来では、さらに不足すると考えられる。
・2013年9月。オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授は2013年当時から10~20年の間に、アメリカの総雇用者の約47%の仕事が機械に代替されると予測。2015年12月野村総合研究所が10~20年後日本の労働人口の約49%がAIやロボットなどに代替されると予測。⇒STEMを学習することで、AIを使う側を目指す事が必要に。

【STEM学習】
・まずは最先端テクノロジーに実際に触れる(ドローン・VR・3Dプリンター等)。
・わからない事があったらコンピューターを使って調べる(google・YouTube・Siri・Cortana等)
・実体験して、実感してから理解する。

今回、主に参考にした書籍の著者である、成毛眞氏も、神野元基氏も、まずはテクノロジーに触れる機会(実体験)を重視しています。そして、実体験と数学や理科の学習との関係性・繋がりを伝える事を重要視しています。保護者にとって、今までゲームやスマホは有害なものという認識が優勢だったと思いますが、積極的な利用を推奨するのが常識になる日も近いかもしれません。また、豊かな実体験を積ませるためにも、知識習得型の学習はできる限り効率的にしていく必要があると思います。もしかしたら、制限すべきはゲームではなく、勉強時間の方なのかもしれません。

【参考図書】

AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である (SB新書)

AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である (SB新書)

  • 作者: 成毛 眞
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2017/01/06
  • メディア: 新書



人工知能時代を生き抜く子どもの育て方

人工知能時代を生き抜く子どもの育て方

  • 作者: 神野 元基
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2017/04/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に

人気ブログランキング
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。