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KR情報という認識(生徒発言・行動をやる気につなげるフィードバック) [指導技術]

アイトラッキングカメラを用いた研究から、効果の高い授業スキルとして、以下の項目が挙げられるそうです。

①受講生全体を見渡す
②受講生を氏名で指名する
③机間指導
④KR(Knowledge of Results)

KRという言葉は初めて目にしたので、調べてみました。
意味としては、生徒の反応に対する講師からの正誤判断や励ましの声かけなどの反応と捉えてよさそうです。例えば、生徒の発言に対する相槌(なるほど、うんうん、すごい等)やオウム返しがKR情報に相当するようです。

生徒の発言・反応に対してどのような声かけをできるかが、生徒の集中力、理解度、満足度に大きく影響するのは指導をしている実感としても明らかです。

正答に対する対応・誤答に対する対応・授業中の姿勢に対する褒め等、子どもたちのやる気につながるKR情報の伝達は、重要な指導技術の一つだと考えます。瞬間瞬間にどんな反応を返してあげるか。講師という仕事はまさに即時性の勝負。

授業研修時に、適切なKR情報の伝達ができているか(生徒のやる気につながっているかどうか)?バリエーションを豊富に有しているかどうか?という視点で自己研鑽とフィードバックに活かしていきます。

【参考】
教師は何を見てどう判断しているかー教師視点の映像記録を活用した意思決定過程の研究
「教育実践を語る」服部英雄のブログ
教職課程「教育工学」テキスト(ver.2008)東京工業大学:松田稔樹

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