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使える脳の鍛え方:7章ポイント整理 [勉強の効率化]

「使える脳の鍛え方」7章ポイント整理です

「7章:能力を伸ばす」ポイント整理
【キャロル・ドウェックの研究紹介】
・「知能」を褒めると、子供は賢い事が重要なのだというメッセージを受け取る。「努力の大切さ」を強調すれば、子供は思い通りに素晴らしく変わる」
・生来の知能を強調すると、子供はどうにもならないとあきらめ、失敗にうまく対処する方法を学べなくなる。
・より高度な学習と成功に必要な自己効力感・創造力・粘り強さを人に与えるのは、IQ以上に自制心や決意や成長の意識
・学習技術は積極的な要素の裏付けがなければ活かされない。積極的な要素とは、自分の能力を向上させる力の大部分は、自分でコントロールできるという単純ながら深い理解。

【アンダース・エリクソンの研究紹介】
・「計画的な練習」
目標を明確に定め、現在の能力レベルを越えようと努力を重ねること。計画的練習の特徴である「努力」「失敗」「解決」「新たな試み」によって、より高いレベルに到達するのに必要な新しい知識や適応力、複雑なメンタルモデルが構築される。専門技術は遺伝がもたらすものではなく、練習の量と質の成果であり、平凡な才能の人であっても、意欲や時間、ひたむきに続ける規律があれば優秀な専門家になれる可能性がある。

【努力の価値】
・メンタルモデルにまとめれば、一種の速記のように使えるようになる。繰り返し使うことで、脳が一連の運動と認知行動と能力を「ひとかたまり」に符号化するので、習慣のように自動的に思い出して、応用できるようになる。
・努力を必要とする学習は、新しい能力を築く事で脳を変える
・努力そのものが能力の限界を広げる。
・複雑な技術を習得したり、専門分野で秀たりするのに必ずしも特別な遺伝子は必要なく、むしろ自制心、決意、粘り強さによるところが大きい。
・意識的に練習し、繰り返し使っていると、やがて符号化が深いところでおこなわれ、無意識のレベルで動けるようになる。
・記憶の統合とは、あとで思い出して、応用するための記憶回路の増強
・練習を習慣にする能力は誰でも高められる。
・懸命に努力して新しい事を学ぶと、脳が新しいつながりをつくり、それが時と共に人を賢くする。
・「成長の意識」自分の知能は自分でコントロールできるという信念を持つ事が能力を高める事につながる。

今日の学びと、今後の追求課題
・自分の能力を向上させる力の大部分は自分でコントロールできるという認識を子ども達に浸透させたい。理論的根拠として、「ドウェック」「エリクソン」の研究の詳細を調査する。
・「自制心」「決意」「成長の意識」を育み、強固にするにはどうすればいいのか?「無理」「できない」「自制心がない」といった無気力な生徒に対してはどういったアプローチが可能か。
・「決意」はしても行動改善につながらない事例は多々見られる。「努力の承認」「努力の価値・効用」だけでは弱いと感じるので、追求を継続。
・思考スピードを上げるためには、無意識レベルで動けるようになるまで反復する事が不可欠だと再認識。
・記憶を統合するためには、類題演習など、新しい問題に適用するという段階をはさんだ方が効果的か。

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

  • 作者: ピーター・ブラウン
  • 出版社/メーカー: エヌティティ出版
  • 発売日: 2016/04/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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