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失敗を恐れず、失敗から学ぶ [勉強の動機付け]

失敗体験は自己効力感を阻害し、自信を失う事につながる危険性があります。しかし、最終的な成果に繋げるためには失敗は避けて通る事ができません。「失敗」をやる気につなげるか、やる気喪失につなげてしまうかは、講師の働きかけ次第。子ども達には、失敗を恐れず、失敗から学び、成果が出るまでやり続ける姿勢を身につけて欲しいと思っています。

【失敗が成果に繋がるって本当?】
(池谷裕二「受験脳の作り方」より)
・記憶は「失敗」と「繰り返し」によって形成され、強化される。失敗したら次の手を考えて、そしてまた失敗して、また解決策を考える。失敗数が多ければ多いほど記憶は正確で確実なものになっていく。
・失敗したら、なぜ失敗したのかに疑問をもってその原因を解明し、その解決策を考える事が肝心。
・動物は失敗してもクヨクヨせず、いつも次の手段を考えている。その姿勢こそがより早く正解にたどり着く秘訣。
・何度も失敗して解決策を立てる。消去法で自己修正してゆくのが脳の姿勢。
・「反省を活かすこと」と「楽天性」の両方を併せ持つ事が勉学には重要。

(児玉光雄「イチローの成功習慣に学ぶ」より)
・「バッティングというものは失敗することが前提なので、決してモチベーションを失う事はありません」⇒失敗を挫折や萎縮の材料ではなく、より前へ進むためのポジティブな糧として活用する事が重要。失敗の中にだけ含まれている可能性を見つけ出し、それを掘り起こそうと努めている。

【失敗にまつわる格言】
・「失敗しない者というのは、たいてい何も生み出さない」(エドワード・ジョン・フェルプス/米国/外交交官/1822~1900)
・「私は失敗したことがない。ただ1万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ。」(トーマス・エジソン/米国/発明家/1847年~1931年)

【生徒への語り】
「目標を達成するためには、失敗はつきもの。脳は消去法で自己修正していくという性質から考えると、失敗を振り返る習慣さえあれば、失敗すれば失敗するほど目標達成に近づいていく。失敗して萎縮したりクヨクヨせずに、「失敗の原因を分析して可能性を発掘したり」「これは違うんだ、次はこうしてみよう」と次の行動につなげていこう。」
※エジソンやイチローの事例も交えながら、「失敗」を恐れず、行動改善につなげるきっかけにしていくようはたらきかけていきます。

【参考】

受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法 (新潮文庫)

受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法 (新潮文庫)

  • 作者: 池谷 裕二
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/11/28
  • メディア: 文庫



「イチローの成功習慣」に学ぶ

「イチローの成功習慣」に学ぶ

  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2010/06/30
  • メディア: Kindle版



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