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「使える脳の鍛え方」2章ポイント整理 [勉強の効率化]

「使える脳の鍛え方」より、実践に活用できるポイントを整理します。

2章「学ぶために思い出す」ポイント整理
・直後の想起トレーニングが成果につながる。

・「省察」が成果につながる
※省察とは、記憶から知識と過去の経験を引き出し、それを新しい経験と結びつけ、次に試す違ったやり方を可視化し、頭の中でリハーサルする事。

・実践する内容を何度も振り返っていないと、反射的に行動には移せない

・「想起」とは記憶の結び目。早期を繰り返すことで記憶を呼び出し、つなぎ止める輪が作られる。

・アリストテレス「繰り返し一つの事を思い出す練習をすれば、記憶が強化される」。フランシスベーコン。ウィリアムジェイムズも同様の言葉を残している。

・もとの学習教材を見直すより、過去に学んだ事を記憶から呼び出す想起練習をするほうがはるかに記憶が定着しやすい。

・繰り返し想起すれば、知識と技術が記憶に深く根付き、反射的に呼び出せるモノになって、考える前に脳が反応する。

・教材から顔をあげて内容をひとりで暗唱する時間を作ったグループ(60%を暗唱に使った生徒)が3・4時間後のテストで最も成果が出た。

・その日の復習テストを受けるだけで、1週間後の成績が11%改善(簡単なクイズでもよい)

・想起練習は1回よりも複数回行う方が高い効果が得られ、テストの間隔をあけるとさらによい。

・想起練習と精緻化にテクノロジーは関係ない

・テストだけの場合よりも、フィードバックを与える方が記憶を定着させやすい(すぐにフィードバックを与えるより、少し遅れてから与える方が記憶が長続きする)

・テスト後に修正のフィードバックを与えることで、学生は間違えて覚えたままにならず、正解をより確実に学べる

実践への活用と検討事項
・その日のうちの小テストや、クイズを組み込む事が効果的か?実施時間の確保ができるか?
・テスト後のフィードバックが効果的なのであれば、小テスト後の解説は省略しないほうがいいか?
・「想起反復」が思考スピードを上げる事につながりそう。単発の想起は小テストや5分間作文で可能だが、「想起反復」をいかに仕組み化、徹底できるか?
・過去に学んだ事と、新しく学んだことを結びつける「精緻化」はどのようにして生徒の思考に組み込めるか?5分間作文で提案するか?授業で過去に習ったこととの関係を提示する事は必須か?
・現在塾内で使っている「振り返り」という言葉を「省察」という言葉に変えたほうがいいか?


使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

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  • 作者: ピーター・ブラウン
  • 出版社/メーカー: エヌティティ出版
  • 発売日: 2016/04/14
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