知能を鍛えるルーブリックver1 [知能を鍛えるルーブリック]
叩き台として作成した「ルーブリックver1」の補足と今後の検討事項です。
■補足
縦軸に設定している「知識獲得」「メタ認知」「実行力」は、スタンバーグの三頭理論の「分析的知能」に対応する。
「創造性知能」の成分である「新しさを処理する能力」「情報処理を自動化する能力」は「実行力」内の横軸(個人から社会への対象の広がり=習熟度)に組み込んだ。
「実際的知能」は「分析的知能」の現実的世界への応用という側面があるため、「適応(文化適応)」「形成(環境改変)」を「実行力」、「選択(長所・短所の把握と適合)」を「メタ認知」の横軸中に組み込んだ。
■今後の検討事項
検討事項①「読解力の位置付けは?」
「知識獲得」については、現状「誰でも成績が上がる勉強法」の実践を想定しているが、「知識獲得」のためには「読解力」が欠かせないと考える。現状、ルーブリック上に読解力に関する項目がないが、「読解力の育成方法」と「読解力の把握方法」を明確にする必要がある。スタンバーグによると、知能の高い人は、言葉の意味をその文脈とともに理解しており、語彙も豊富であるという。また、知識獲得成分を測定するには語彙脳力テストが最も効果的であるとしている。
検討事項②「集中力の位置付けは?」
スタンバーグの三頭理論によると、「注意と精神力の集中」が「メタ認知」の成分として記載されている。「集中力」も学習成果との関係性が高いと考えるが、「集中力を強化するにはどうすればいいか?」「集中力をどのように測定するか?」「ルービック上のどこに組み込むのが妥当か?」を検討する必要がある。
検討事項③「より適切な言葉は?」
横軸を個人・他者・社会としているが、必ずしも習熟度と合致していない。より適切な横軸設定はないか?
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■補足
縦軸に設定している「知識獲得」「メタ認知」「実行力」は、スタンバーグの三頭理論の「分析的知能」に対応する。
「創造性知能」の成分である「新しさを処理する能力」「情報処理を自動化する能力」は「実行力」内の横軸(個人から社会への対象の広がり=習熟度)に組み込んだ。
「実際的知能」は「分析的知能」の現実的世界への応用という側面があるため、「適応(文化適応)」「形成(環境改変)」を「実行力」、「選択(長所・短所の把握と適合)」を「メタ認知」の横軸中に組み込んだ。
■今後の検討事項
検討事項①「読解力の位置付けは?」
「知識獲得」については、現状「誰でも成績が上がる勉強法」の実践を想定しているが、「知識獲得」のためには「読解力」が欠かせないと考える。現状、ルーブリック上に読解力に関する項目がないが、「読解力の育成方法」と「読解力の把握方法」を明確にする必要がある。スタンバーグによると、知能の高い人は、言葉の意味をその文脈とともに理解しており、語彙も豊富であるという。また、知識獲得成分を測定するには語彙脳力テストが最も効果的であるとしている。
検討事項②「集中力の位置付けは?」
スタンバーグの三頭理論によると、「注意と精神力の集中」が「メタ認知」の成分として記載されている。「集中力」も学習成果との関係性が高いと考えるが、「集中力を強化するにはどうすればいいか?」「集中力をどのように測定するか?」「ルービック上のどこに組み込むのが妥当か?」を検討する必要がある。
検討事項③「より適切な言葉は?」
横軸を個人・他者・社会としているが、必ずしも習熟度と合致していない。より適切な横軸設定はないか?
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知能を鍛えるルーブリック [知能を鍛えるルーブリック]
「勉強法」「振り返り」「スケジューリング」と学習効果の関係を整理し、他者や社会との関係が学力とどう相関するかを検証し、より効果的な学習方法を提示するためにルーブリックを作成しました。
今後、ルーブリックの中身を更新する形で、より学習効果の高い教室運営をしていきたいと考えています。参考にしているのは、スタンバーグの「三頭理論(鼎立理論)」、ピアジュ、ヴィゴツキー、エンゲストロームの学習理論です。
縦軸に「知識獲得」「メタ認知」「実行」
横軸に「個人」「他者」「社会」とし、
獲得能力や獲得するために必要な状況に応じて、「学習」「他者協働」「社会適応」の3領域に分類しています。
本来、社会適応のための実践的な学習、実践的なトレーニングの場があれば最善なのでしょうが、「入試での得点力」という学習塾に対する期待からずれてしまう気もします。
しかし、「他者協働」や「社会適応」といった能力も鍛えていきたいというのが個人的な思いです。「他者協働」や「社会適応」の領域を鍛える事と、入試での得点力には相関があるのかどうか?
ルーブリックに表現した能力を鍛えるにはどうすればいいのか?より適切なルーブリックは作成できないか?
引き続き追求していきます。
【参考】
・知能の理論(その4)……Sternbergの知能の鼎立理論(三頭理論)
・効果的な勉強法~教育理論をザックリ整理~
・問題レベル・評価を明確にする「ルーブリック」「思考コード」
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今後、ルーブリックの中身を更新する形で、より学習効果の高い教室運営をしていきたいと考えています。参考にしているのは、スタンバーグの「三頭理論(鼎立理論)」、ピアジュ、ヴィゴツキー、エンゲストロームの学習理論です。
縦軸に「知識獲得」「メタ認知」「実行」
横軸に「個人」「他者」「社会」とし、
獲得能力や獲得するために必要な状況に応じて、「学習」「他者協働」「社会適応」の3領域に分類しています。
本来、社会適応のための実践的な学習、実践的なトレーニングの場があれば最善なのでしょうが、「入試での得点力」という学習塾に対する期待からずれてしまう気もします。
しかし、「他者協働」や「社会適応」といった能力も鍛えていきたいというのが個人的な思いです。「他者協働」や「社会適応」の領域を鍛える事と、入試での得点力には相関があるのかどうか?
ルーブリックに表現した能力を鍛えるにはどうすればいいのか?より適切なルーブリックは作成できないか?
引き続き追求していきます。
【参考】
・知能の理論(その4)……Sternbergの知能の鼎立理論(三頭理論)
・効果的な勉強法~教育理論をザックリ整理~
・問題レベル・評価を明確にする「ルーブリック」「思考コード」
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