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記憶の鍵をにぎるLTP [記憶力強化]

池谷裕二氏の著書をもとに、記憶についてさらに実践に活かせる技術を学んでいきます。
【LTPって何?】
・海馬を繰り返し刺激すると、神経細胞同士の結びつきが強くなり、その後も結合度が増強したままだった(長期的に神経細胞が活性化された)。これをLTP(Long-term potentiation:長期増強)という。
・LTPがよく起こる動物は記憶力が高まる。
・LTPは神経細胞を繰り返し刺激して生じる現象。つまり、「復習」が重要。

【LTPを起こすためにはどうすればいい?①~シータ波を出す~】
・LTPを起こすために、繰り返す回数を減らす秘訣の一つは「シータ波」が出ている状態にすること。
・シータ波は「好奇心」の象徴。はじめてのものにであったり、未知の場所に行ったりすると自然に脳に生じる脳波。
・シータ波が出ている海馬では、繰り返す回数を80%~90%減らすことができる。
・興味を持っている事は復習回数が少なくても覚えることができる。
・勉強を「つまらない」と思いながらやると復習の回数が余分にかかる。
・シータ波のもとは「アセチルコリン」。海馬を活性化させたり、意識をはっきりさせたり、記憶力を高めるはたらきをしている。

【LTPを起こすためにはどうすればいい?②~扁桃体を活動させる~】
・「扁桃体」を活動させることで効果的にLTPを起こすことができる。
・「扁桃体」は感情(喜び・悲しみ・不安)の工場。
・感情が盛んな時にはものごとが覚えやすい。

【疑問点】
・勉強で「扁桃体」を活動させるにはどうすればいい?
・「好奇心」を喚起するにはどうすればいい?
・「好奇心」が生じるメカニズムは?
・勉強は「面白い」と思い込むだけでも、シータ波は出るの?

「好奇心」と「感情」の喚起。この2点を育む事ができたかどうかが授業の価値と言えそうです。

【参考】

受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法 (新潮文庫)

受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法 (新潮文庫)

  • 作者: 池谷 裕二
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/11/28
  • メディア: 文庫



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