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書籍紹介「使える脳の鍛え方」 [勉強の効率化]

「使える脳の鍛え方」より、効果的な学習方法のヒントを整理します。

「使える脳の鍛え方」は、ローディンガーを主任研究委員とする11名が共同で研究し、認知心理学を教育科学に取り入れようとした成果の多くが反映されている。より効果的に学び、より長く記憶しておくために、自分ですぐに始めれれる事が紹介されている。

「使える脳の鍛え方」の提言
①学習はつらい方が定着しやすい
②本当に学べているかどうか判断するのは難しい
③「テキストの再読」と「集中練習」は極めて非効率
④「想起練習」が「テキストの再読」よりも効果的学習法
⑤学習の感覚をあけて、少し忘れかけた頃か、ほかの科目をいくつかはさんだあとにする
⑥答えを教えられる前に問題を解こうと努力する
⑦自分の好みに合うスタイルのほうがよく学べると思われがちだが、実証研究による裏付けはない
⑧問題の種類を区別する基本原則や法則を導き出すことに慣れれば、なじみのない状況でもうまく正解をみつけられる
⑨人は知っている、できるという錯覚に陥りやすい
⑩新しいことを学習するには、土台となる予備知識が必要
⑪新しい知識を「より大きなコンテクスト」に当てはめることで、学習効果が高まる
⑫新しい題材から重要なアイディアを読み取り、「メンタルモデル」にして既存の知識と関連付ければ、複雑なことを学びやすい
⑬何か新しいことを学ぶたびに、その人の脳には変化が起きている

問題意識と疑問点
現在の問題意識は、集団授業の中で1問1問の制限時間をどうするか。集団内で問題を解くスピードに差があるが、どのタイミングで区切るのが適切かを検討中。できれば一番解くのが早い生徒に合わせたいが、答えを出すための思考時間の価値が高いのであれば、制限時間を長めに設定する必要がありそう。

「関連付け」というのが学習効果を高めるためには効果的だと思うが、具体的にどのようなやり方を提示すれば、生徒はスムーズに関連付の作業を行うことができるか。

現在、子ども達に提示している復習のタイミングは、1時間後・3時間後・1週間後・2週間後・1ヶ月後・3ヶ月後・半年後・1年後。より効果的な復習のタイミングと復習の方法を学びたい

参考

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

  • 作者: ピーター・ブラウン
  • 出版社/メーカー: エヌティティ出版
  • 発売日: 2016/04/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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