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スモールステップ法で学習効率を上げる [指導技術]

【スモールステップ法って何?】
(実験事例)犬が餌にありつく実験
「画面に丸い図形が点灯した時にボタンを押すと餌がもらえる」という装置で、効率的に餌にありつく方法を身につけさせるためには、「ボタンを押したら餌が出る」という設定で学習させてから「画面に丸い図形が出たときだけ餌が出る」という設定に変えた方が学習が格段に早くなる。二つの手順を同時に身につけさせる時と比べ、一つ一つの手順を分けて覚えさせた方が失敗数が10分の1になる。
つまり、二つの関係を同時に覚えさせるのではなく、一つ一つの段階を分けて覚えさせるのは、一見遠回りに見えて、実際は格段に学習効率が高い。このように手順を分けて覚える方法を「スモールステップ法」という。

【スモールステップ法と自己効力感を高める?】
自己効力感を高めるためには、成功体験を積ませることが最も効果的。小さな成功体験を重ねながら一歩一歩前進していくためにも、「スモールステップ法」は効果的。習得する内容を細かいステップに分割し、学習者の誤りをできるだけ少なくしながら、次第に複雑高度な内容に進んでいくことができる。

【疑問点】
・思考力をつけるためには「スモールステップ法」と「難問の試行錯誤」どちらが有効なの?

勉強の効率化のためには、「スモールステップ法」を活用する事が効果的といえそうです。「手順を分割して、分割した手順の関連に自分で気付かせる」授業計画を検討する際のポイントになりそうです。

【参考】

受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法 (新潮文庫)

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  • 作者: 池谷 裕二
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/11/28
  • メディア: 文庫



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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新曜社
  • 発売日: 2012/10/01
  • メディア: 単行本



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