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機械的反復では長期記憶に残らない [記憶力強化]

「改訂版タキソンミー」における教育目標・評価論に関する一考察という記事に、興味深い内容があったので引用します。

~以下引用(一部要約)~
ノヴァックは,オースベル(D.P.Ausubel)の理論に依拠し,「有意味学習(meaningful leaming)」をめざした実践的研究を進めている。学習内容の長期的な保持と他の場面への転移の両方を実現するような効果的な学習は,機械的な反復練習によって達成されるのではないし,探究活動をしさえすれば成立するものでもない。それは,子どもが自らの既有知識と関連させて,新たに学ぶ知識の意味を構成する有意味学習によってこそ可能になる。つまり,効果的な学習を引き起こすには,内的な知識構造への着目が不可欠だというのである。

ノヴァックは、子どもの内面で生起している概念理解の変化を捉える方法として,「概念地図法(conceptmapping)」という方法を考案(内的に表象されている意味のネットワークを外的に表
現する方法)。

~以上引用~

反復というと、通常以下の流れをイメージすると思います。
「解く→丸付け→(間違えたら)解説確認or質問→理解→解き直し」
しかし、上記の理論だと、この一見正しそうな勉強のやり方で反復しても成果につながらないことを表しています。理解のあとに「自分の頭で既知の内容を組み込んで情報を再構成する事」この作業をしなければ、長期の記憶に残らない。つまり成果につながらないという事です。

ノヴァックは「概念地図法」という方法論を提示していますが、間違えた問題に対しては、最低限「自分が何を知らなかったから間違えたのか?」「この問題のポイントは何か?」という問いに対して、簡単にでもいいので、言語化あるいは図表化して視覚化する事が効果的と言えそうです。

【参考】
「改訂版タキソンミー」における教育目標・評価論に関する一考察


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