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想起トレーニングとしての小テストの活用 [授業運営]

知識を定着させるためには、忘れかけた頃の「想起」が効果的。

そこで、毎回の授業では「小テスト」を実施しています。小テストの内容は「前回の授業内容」と「2週間~1ヶ月前の内容」を実施。2週間~1ヶ月前の内容の復習(想起)は、よっぽど計画的に学習できる生徒でなければ難しく、「小テスト」を通じて、適切なタイミングで「想起反復」できるように設定しています。

また、理科の小テストは点数をつけず、授業内容の再現を重視した形にしています。基本的に全て記述問題で、パターンは大きく2つ。
①単問記述
これまでの授業で扱った問題の中から小テストを出題し、「この問題の答えが2になる理由を説明しなさい」といった形で、理由を説明させる記述問題を出題します。

②単元記述
ここ1ヶ月間ぐらいに扱った単元のポイントを再現できるか確認する出題をします。「物質の分類について説明しなさい」「前線のポイントを説明しなさい」「心臓のつくりについて説明しなさい」といった形で記述してもらいます。

上記の小テストの丸付けは、講師が板書しながら答えを提示し、抜けていた内容を生徒が自身の答案に赤入れしていく形で実施します。点数化はできませんが、小テストを理解度のチェックではなく、「想起反復」の手段と考えると、「単元のポイント」や「答えに至る過程」を記述させる小テストは学力向上につながっていると考えています。


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演劇勉強法~「わかりやすい授業」は生徒が真似して説明するため~ [授業運営]

授業の目的を「理解する事」と考えると、生徒の集中力を維持するのは難しくなります。人は簡単に「わかったつもり」になってしまうもの。授業の目的を「先生の真似をして説明できるようになること」と設定する事で、生徒の集中力は高まります。

そのためにも、「わかりやすい授業」をする事は必須です。ただし「わかりやすい授業」をする先生が必ずしも生徒の成績を上げているとは限りません。「わかりやすい授業」は子ども達を「わかったつもりにさせやすい授業」とも言えます。「わかりやすい授業」をする目的も、子ども達が「真似をしやすいように」と考える必要があります。

生徒でも再現できる単純な板書にする事を心がけています。学力状況によって、板書量も調整します。上位クラスほど、言葉を減らしても文と文の繋がりを補う事ができるので板書量は少なくします。板書は生徒が再現して説明する時の台本。授業は演劇の練習のようなイメージです。あまり一般的ではないようですがこれを「演劇勉強法」と名づけています。まず講師が演じ、生徒が再現する。

思考力を鍛える授業運営はまた違うアプローチになりますが、「知識を身につける」ためには「演劇勉強法」は最も効果的な勉強法だと考えています。


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