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思考力をつける授業にするにはどうすればいい? ブログトップ

思考力をつける授業にするにはどうすればいい?~有田流ノート術~ [思考力をつける授業にするにはどうすればいい?]

引き続き、有田和正氏の「教え上手」から、思考力をつけるためのノート術を紹介します。

【有田流ノート術】
・ノートは思考の作戦基地
・「何でも書く」
・「速く書け、汚く書け」という指示
※「煙の先から煙が出るくらい速く書け」という指示
・人の能力は書いたものに表れる
・「見る力」は書く事によっても備わってくる

【検討事項】
・ノート指導をどうする?
現状、ノート指導は二つのパターンを使い分けています。
①ノートは思考の格闘場
 有田式ノート術に近い形。スピードと考えた事をとにかく書く。
②ノートは未来の自分への贈り物
 授業の再現や手順の確認のためには、後で見返してポイントがわかるノートの方が効果的。
※今の所「思考型ノート」と「未来型ノート」と名づけて、使い分けさせていこうと考えていますが、やはり、思考型ノートを取る時間をしっかり確保する事が子ども達の能力開発には効果的だと考えています。

【参考】

教え上手

教え上手

  • 作者: 有田 和正
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2009/12/16
  • メディア: 単行本



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思考力をつける授業にするにはどうすればいい?~有田和正氏の実践②~ [思考力をつける授業にするにはどうすればいい?]

引き続き、有田正和氏の「教え上手」より、「思考力をつける授業にするにはどうすればいい?」の答えを追求していきます。
【「なぜだろう?」が「わかる」事への第一歩】
・「待つ」と「押す」の繰り返しが教える技術の肝
・一つの既知が、たくさんの未知を生む
・「あれ、なぜだろう?」「どうしてそうなるんだろう?」という疑問や知的好奇心。それが学ぶ事・わかることへの最初の一歩。

【「わかったつもり」を「わかる」に変える条件】
 ①優れた教材
 ②よい発問
 ③面白い「はてな?」
・面白い「はてな?」によって、人は放っておいても学習意欲をわかせ、深く根っこから考えるようになり、自分の足でどんどん「わかる」へと接近していくもの。

【「はてな?」から「わかった」のプロセスで考える力が養われる】
 ①「なんだろう?」という不思議の発見
 ②「なぜだろう?」という疑問の芽生え
 ③「どうしたらわかるだろう?」という方法の模索
 ④「たぶんこうだろう」という仮説の検証
 ⑤「やっぱりそうか」という確認
・「はてな?」発見力をを養う。答えを教えるよりも、疑問を投げかける事。

【「はてな?」を生み出すために必要な事は「観察」】
・見る目は5段階で進化する
 「ながめている」→「見る」→「よく見る」→「見続ける」→「見抜く」
・「はてな?」を持ってながめた時に「ながめる」が「見る」になる。
・「はてな?」を発見すると人は「よく見る」ようになる。
・「よく見る」へ深化させるために、着眼点を与えたり、視点の角度を変えさせる。

【「楽しく学ぶこと」と「面白く教えること」は一対の行為】
・面白く教える技術
 ①中身の濃い一行を取り出す
 ②一番面白いところから伝える
 ③疑問(はてな?)を残して終わらせる
※「遊びより面白い授業」という評価が得られたら最高
・7割の既知と3割の未知が理想的
・材料7割・技術3割

【実践方針】
・「はてな?」が生起する授業を目指す。
・そのためにも、「ながめる」を「見る・よく見る」に変える材料(問題)を準備する。
・思考が止まっている様子が見られたら、着眼点を与えたり、視点を変えるヒントを与える。

【追求課題】
・観察眼を鍛えるにはどうすればいい?
・「ながめる」を「見る」に変えるネタ収集

【参考】

教え上手

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  • 作者: 有田 和正
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2009/12/16
  • メディア: 単行本



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思考力をつける授業にするにはどうすればいい?~有田和正氏の実践~ [思考力をつける授業にするにはどうすればいい?]

【有田和正氏「教え上手」より】
・教える事の基礎基本は教科書。教科書は学ぶべき必要最小限の太い幹。
・優れた教え方は「教わった」という感覚を持たせない。
・「教えてもらった」ではなく、「じっくり考えた」「良くわかた」という主体的な手応えを感じさせる事が重要。
・「何を教えるか」=「何を教えないか」に知恵を絞る。
・テーマは少なく絞ってポイントだけを教える。
・「教える事」は、親切に相手の手をとってゴールまで連れて行ってやることではない。疑問から解答までの道のりを自分の足で歩けるようにしてやること。

(指導技術)
・3つの発問
 ①思考を一点に集める(焦点化)
 ②思考を広げる(別の視点)
 ③思考を深める(否定・反論で立ち止まらせる)
・わざと間違えた事実を提示する/最も肝心な部分をあえて教えない(教え惜しみ)
⇒「知りたい・わかりたい」という気持ちに火をつける
⇒知識の成り立ちや背景までを自ら追求する体験
⇒ものごとをじっくり時間をかけて、ものごとを根っこから理解する経験

【実践方針】
・塾での指導は、「解法パターンの提示・教え込み」になりがち。目先の得点力をあげる事は当然として、「知りたい」「分かりたい」という気持ちに火をつけ、主体的な手応えを感じさせる授業を目指したい。
・そのためにも、「教えることを絞り込む技術」「火をつける発問の技術」「主体的な思考に導く技術」を整理し、実践していきたい。

【参考】
教え上手

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  • 作者: 有田 和正
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2009/12/16
  • メディア: 単行本



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