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ペアレント・トレーニング実践記録① [効果的な声かけ]

ペアレント・トレーニングのセッション1~5をもとにした実践報告です。日曜日、月曜日と平日の朝しか子どもと接する機会はありませんが、ペアレント・トレーニングで学んだことを実践する事で、子どもの行動にどのような変化が見られたかと、どうすべきだったかの振り返りを行います。
※兄(小5)・弟(小3)・妻がいるので、それぞれの行動と発言を記録しています。

①10月23日(月)「弟が宿題をやるまでの行動」
(弟)宿題をやらないでテレビを見ている
(私)何分後にやる?
(弟)50分後
※やる時間を自分で判断させたのは間違いだったか。「勉強を始めなさい」と明確に指示すべきだった。
(私)無視
(弟)2分後にやるか
(私)自分から言うのは偉いね
(弟)ランドセルを持ってくる
(私)ランドセル持ってきたね
※ここで、兄がテレビをつけて邪魔をする
(私→兄)テレビを消しなさい
(兄)テレビを消さずに大音量で見る
(私→兄)テレビの音量を下げなさい
(兄)音量を下げない
(弟)宿題をやらずにテレビを見始める
(弟)テレビを消してと兄にお願いする
(兄)テレビを消さずに見続け、テレビを見ながら大声で笑う
(私)無視
(弟)やる気がなくなったと言ってゴロゴロする
(私)無視
(弟)体育座りになってぼーっとする
(私)無視
(弟)やる気がそがれたと言って怒っている
(私)無視
(弟)算数の宿題を始める
(私)宿題を始めたね
(弟)「〇〇(兄)のせいで、やる気がなくなった」「〇〇(兄)が代わりにやれ」
※兄と弟が口論
(弟)完全にやる気がなくなり、怒りながらゴロゴロしている
(私)無視
(弟)小さい声で3回音読の宿題をする
(私)がんばったね

②10月23日(月)「兄が宿題をやるまでの行動」
※今日の宿題は算数・音読・漢字+自宅学習のチャレンジ。算数の宿題はすぐに取り掛かり終了。
(私)次は漢字だね
(兄)「やだ!!やりたくない!!」
(私)無視
(兄)すぐにやりはじめる
(私)「すぐにやりはじめたね」
(兄)集中して取り組み始める
(兄)「適当にやっている」と言い始める(実際は丁寧にやっている)
(私)無視
(私)「あとちょっとだね」
(兄)「あとちょっとじゃないよ。もう2ページあるんだよ」(本当はこのページをやったらおしまい)。
(私)「そうか、じゃあがんばってね」
(兄)漢字の宿題終了
(私)「感じ終わったね。がんばったね」
(私)「あと音読の宿題ね」
(兄)「知っているよ!!(怒る)」
(私)無視
(兄)音読の宿題を始める
(私)「(記録用紙を記入しながら)しっかり読めたね」
(私)「次はチャレンジだね」
(兄)「なんでだよ。無理だよ」
(私)無視
(兄)しぶしぶやり始める
(私)「やり始めたね」
(私)「あとちょっとだね」
(兄)「あとちょっとじゃないよ」
(私)無視
(兄)宿題終了
(私)「しっかりできたね」
(私)丸つけを始める。2か所間違いがあったので直すように指示
(兄)「適当にやったんだもん」「わざとやったんだもん」「本当はわかるもん」と泣き叫ぶ。
(私)無視
(妻)「そういう事は言ってはだめ」と諭す
(兄)直しを終わらせる
(私)「直しもしっかりできたね」

実践からの学びと振り返り
・CCQ(穏やかに・近づいて・静かに)の指示は徹底できた。今までだったら声を荒げる場面もあったが、CCQを徹底。声を荒げても行動変化につながる事はなかったので、この対応を継続する。
・25%ルールでの褒めを実践しているが、こちらの肯定的注目が素直に受け止められていない事があった(「あとちょっとで終わりだね」→「あとちょっとじゃない」)。「あとちょっと」というのが行動に対する褒めになっていない事が原因か。「行動に対する褒め」を徹底する必要がありそう。
・私が無視をしても、妻が無視をせず対応する場面がある。妻とすり合わせをして、無視の意図を共有する必要がある。
・肯定的な注目の種類を再度確認し実践に活かしていく必要がある
(褒める・励ます・微笑む・感謝する・興味や関心を示す・そっと身体に触る・次の活動に誘う)

参考

こうすればうまくいく発達障害のペアレント・トレーニング実践マニュアル

こうすればうまくいく発達障害のペアレント・トレーニング実践マニュアル

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 中央法規出版
  • 発売日: 2009/04/01
  • メディア: 単行本



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