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大手塾の組織体制をどうする? [マーケティング]

少子化が進み、競争が激化する学習塾業界。生徒数の落ち込みを新教室展開でカバーするものの、「講師=商品」という性質上、その拡大ペースにも限界があります。

森岡毅氏の著書「マーケティングとは「組織革命」である」を参考に、勝つ学習塾にするためのマーケティングと組織体制について検討していきます。

森岡氏の提言でまず目を惹くのが次の記述です。
「策を立てるよりも実行に移す方が100倍難しい」
「実行できる組織をつくる」
「組織とは一人一人の能力を引き上げる装置」
「マーケティングとは経営資源を消費者のプレファレンスに集中する能力」
※「プレファレンス(Preference)」消費者のブランド選択における相対的な好意度
「マーケティングとは会社を市場にフィットさせ、消費者の頭の中に”選ばれる必然”を構築し、売上を中長期的に獲得できるようにすること」

一般的な学習塾では、スタッフ<校舎長<地域責任者<全体統括者といった序列で教室を統合し、一方で広報・教材・研修などの間接部門があるのが一般的だと思います。教室スタッフが最も顧客に近く、かつ「講師=商品」という性質から考えると、「講師一人一人がマーケターの素養を持つ事」が最強の組織を構築する第一歩だと思います。

また、能力が高い講師ほど、全体統括としての役割を担い、現場を離れていく傾向がありますが、ネットでの組織統合がうまく機能するのであれば、序列を廃し、できる限り優秀な人材を教室に配置し続ける事が、プレファレンスを高める手法の共有と、一人一人の能力上昇に繋がるのではないかと考えています。

引き続き、勝つ学習塾の組織体制について追求していきます。

【参考】
href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822257959/sonet0f-22/ref=nosim" target="_blank">マーケティングとは「組織革命」である。 個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド

マーケティングとは「組織革命」である。 個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド

  • 作者: 森岡 毅
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2018/05/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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