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漢字を定着させるにはどうすればいい? [指導技術]

私の塾では、国語の授業の冒頭に毎回漢字テストを実施しています。読み書き合計20問程度のテストですが、満点を取るのに苦戦する生徒もいます。引き続き、福嶋隆史氏の著作より、「漢字を定着させる指導方法」を紹介します。

【漢字指導の心構え】
「漢字は極力、授業で定着させる。宿題に頼らない

【漢字指導の5原則】
①とことん「指書き」っ重視。「指書きできない」=「覚えていない」。
②練習の際は、「文字」単位ではなく「単語」単位でかかせる。
③練習の際は、同じ単語ばかり書かせず、複数の単語を順々に。
④練習の際は、お手本を隠して「思い出す」作業を入れさせる。
⑤漢字は「使うため」にある。「テストのため」にあるのではない。

【漢字指導の手順】
①お手本と指書きできるスペースを確保。教師が筆順を唱えながら白板に大きくゆっくり感じを書く。再度同じ動作を見せながら生徒に机上で指書きさせる。覚えたか自信を持てるまで指書きさせる。そこまでさせた後で初めて鉛筆で書かせる。
②漢字が文字単独で出てくる事はないので、熟語、あるいは送り仮名つきで練習させる。
③「具体 具体 具体・・・」と書かせるのではなく、「具体 開始 化石 具体 開始・・・」と書かせる。練習欄を「縦」に進めずに「横」に進めさせる。こうすると、ここの単語に戻ってくるたびに「思い出す作業」が入るため、定着率が高まる。
④お手本や自分の書いた字を隠して、「読み」だけを見せながら、思い出せるかどうか試させる。
⑤漢字は日常で使ってこそ定着する。国語授業に関わらず、様々な場面で、「平仮名ですまそうとする怠け心」を戒める。

【実践方針】
現在、最も効果的・効率的な勉強方法を具体的に形式化しようと考えています。「10回書き」や「覚えるまで書く」など先生ごとに指示がバラバラになっていますが、国語担当の講師と共に具体的に勉強のやり方を固定していきます。今の所「指書き」→「テスト形式」→「ミックス練習(③に相当)」→「テスト形式」→「ミックス練習」が成果につながりそうです。

【検討事項】
日常から漢字を使う習慣をどのようにみにつけさせるか?については、価値の伝達だけでは難しく、今後検討が必要だと感じています。

【参考】

スペシャリスト直伝! 国語科授業成功の極意

スペシャリスト直伝! 国語科授業成功の極意

  • 作者: 福嶋 隆史
  • 出版社/メーカー: 明治図書出版
  • 発売日: 2011/11/07
  • メディア: 単行本



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夏の靴はGUのエスパドリーユがコスパ最強 [おすすめ生活用品]

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地中海地方で誕生し、数年前に『シャネル』がエスパドリーユを発表したことから再び火がついたそう。今では夏のカジュアル靴として定番化。サンダルよりもカジュアルすぎず、どんなパンツにも合わせやいので便利。

中でもGUのエスパドリーユは1足1490円で、見た目も履き心地も全く問題なく、コスパ最強の夏靴としておすすめです。

【参考】
エスパドリーユ(GU)
エスパドリーユを徹底解説。人気ブランドからコーデ術まで(TASCLAP)

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