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難関校に合格する子の国語読解力(福嶋隆史氏)より  [読解問題を解けるようにするにはどうすればいい?]

漢字や文法などの知識問題は正解できるのに、読解問題の正解率が安定しないので成績が不安定な生徒はとても多いです。読解問題に正解できるようにするために、「正解の根拠の解説」や「線引き等の技術」を指導している塾が大半だと思いますが、「本当に自分の力で正解する力が身についているのか?」と問われると疑問が生じます。読解問題で安定して正解を出す力をつけるためには、どのような指導・トレーニングが効果的なのかを追求していきます。

【難関校に合格する子の「国語読解力」(福嶋隆史氏)」
・国語力があるとは
 ①相手の言葉を整理して受信できる(=聞く力・読む力がある)
 ②自分の言葉を整理して発信できる(=話す力・書く力がある)

・国語力の構造
 ①論理的思考力
  1.「言いかえる力」(同等関係(具体・抽象)を整理する力)
  2.「くらべる力」(対比関係を整理する力)
  3.「たどる力」(因果関係を整理する力)
 ②語彙力(言葉の知識)
 ③書字力・音読力(速度など)

・読解力とは何か?
 ①受信した内容を頭で整理し
 ②出題者にわかりやすい形に再度整理して発信

・試験で勝利したければ、「発信力」=「アウトプット力」=「書く力」を磨く以外に手はない。

・自分の身近にあることがらを自分自身で文章化できないうちに、他人が書いたハイレベルな文章などできるはずがない。

・書き方を限定する事で技術を体得できる。

【実践方針】
福嶋氏は、国語力・読解力という曖昧な力を、明確に分解し、トレーニング方法まで含めて技術として習得できる指導を実践しています。他教科もそうですが、「単に問題を解いて、その解説」という流れでは、自分で抽象化できる生徒は、他の問題にも応用できますが、その力がない生徒にとってはちょっと形が変わっただけで全くお手上げという事態になってしまいます。
福嶋氏の指導を参考にしながら、「言いかえる力」「くらべる力」「たどる力」をつける、制限を加えた書く指導を実践していきます。

【参考】

ふくしま式 難関校に合格する子の「国語読解力」

ふくしま式 難関校に合格する子の「国語読解力」

  • 作者: 福嶋 隆史
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2011/09/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


横浜国語研究所HP

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