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効果的な勉強法~教育理論をザックリ整理~ [勉強の効率化]

フィンランドの教育②で、ピアジュ⇒ヴィゴツキー⇒エンゲストロームの教育理論の変遷を整理しました。シーモア・パパード教授の「構築主義」も合わせて、現場の指導・指導法に活かすためにザックリ整理します。

①ピアジュ「個人的構成主義」
・受動的学び(ただ板書を写すだけ)では学習効果は低い。
・能動的学び(自分で情報を整理して、構成しなおす)は学習効果が高い。

②ヴィゴツキー「社会的構成主義」
1.目的が明確(社会的目的意識であればなお学習効果が高い)
2.自分で情報を収集・整理
3.集めた情報をもとに自分で構成
4.社会に向けて発信
※個人的構成主義にプラスして、「目的意識と発信」の重要性に触れらている。

③エンゲストローム「拡張する学習」
1.実践的問題点(現実の問題)解決が出発点
2.自分で情報を収集・整理・構成
3.他者と情報共有・構成した意見の突き合わせ
4.新たな問題点の発掘

④シーモア・パパード「構築主義」
・自分の頭の中にあるものを「モノ」で表現。他者と共有すると学習効果が高い。
※工学院大学附属中学校・高等学校の髙橋一也氏は、「モノ」としてレゴブロックを活用

【要するに、学習効果を高めるためには】
①目的(何のためにやっているのか)を明確にする
※目的が、実践的・社会的問題解決であればなお学習効果が高い
②集めた情報を自分の頭で整理・構成する(自分の頭で考える)
③整理・構成したことを他者に発信する
※考えた事を整理し、他者と共有するためには、「モノ」での表現が効果的

【参考】

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