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主体性を育むために⑦~沼田晶弘氏からの学び「制限・成約・報酬」 [勉強の動機付け]

今日は沼田晶弘氏の著作からの学びを紹介します。私が沼田氏の事を知ったのは、「この小学校先生がすごい!」という記事を見たのがきっかけです。子ども達のやる気を引き出す数々の仕組みと実践に衝撃を受けました。

「やる気」を引き出す黄金ルール 動く人を育てる35の戦略 (幻冬舎単行本)

「やる気」を引き出す黄金ルール 動く人を育てる35の戦略 (幻冬舎単行本)

  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2016/02/24
  • メディア: Kindle版


①やる気が出やすいのは安心して動ける環境
・報告をきちんとしていたら、「何があっても絶対に守ってあげる」。
・守ってもらえるという安心感は、信頼関係の支えとなる。
・「ちゃんと説明すれば必ず味方になる」というスタンスを伝える。
・追い詰めずに、何が起きたかを理解してあげる。
・失敗したらまず褒める。
・やる気を引き出すためには、叱ることではなく褒める事が基本。
・ミスした結果を指導しても、人格は認めていることを言葉にして肯定する。
・落ち込んでいる(失敗・負け)時は、相手が受け入れるまで待つ。

②やる気を引き出す3要素「課題・制限・報酬」
・スタート時の設定が、すべての鍵を握っている。
・面白そうだと相手は自然と動き出す。
・やるきを引き出すきっかけになる3要素
1.課題(ミッション・ゴール設定)
⇒具体的に・繰返し確認・結果判断の時期を明確に
2.制限(時間・費用・条件)
3.報酬(ボーナス・ポイント・承認・称号)
⇒「実益」と「名誉(称号・賞賛)」

【学びの活用】
①安心できる環境を最優先に
「宿題忘れ」「授業空間の乱れ」等、追い詰める指導になりがちな場面がたくさんあります。追い詰め型の指導中心になると、子ども達のウソ・ごまかしが多くなったり、「怒られるから宿題をする」といった状況になりかねません。まずは、子ども達の話を聞く。安心できる環境を整える事を最優先に教室運営していきます。

②ワクワクする課題指示
「制限・成約・報酬」の3要素をもとに、「わかりやすい指示になっているか?」「ワクワクする指示になっているか?」を確認していきます。授業の最初と最後の時間を中心に「制限・成約・報酬」を指示する時間と、「報酬」を与える時間を設けていきます。

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