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未来の自動車はどうなる? [探究心の喚起]

燃料電池自動車(FCV)や電気自動車(EV)など、従来のガソリン車と違う燃料で動く自動車の開発が注目されていますが、一般の人にとっては、「燃料がどうなるか?」は正直本質的な問題ではないように感じます。自動運転技術やカーシェアリング、IT技術や仕組みも含めて、人々の潜在的な期待にどのように応えていくかで、未来の自動車の姿が変わっていくのではないでしょうか。

そこで、燃料にとらわれずに、現在の自動車開発がどこまで進んでいて、どこに向かっていこうとしているのかを調べてみました。

【「GMも圧倒する「グーグル」自動運転技術の脅威」より】
・自動車業界は今、4つの変化が同時多発的に起きており、4つの頭文字をとって「CASE」と呼ばれている。
 C(コネクティビティ)通信と車の接続
 A(オートノマス)自動運転
 S(シェアリング)共有サービス
 E(エレクトリックモビリティ)電動化

・自動運転やコネクティッドといった新技術が組み合わされると、ロボットタクシーや無人運転のライドシェア、さらにはeコマースと連動した自動配送の物流など、「MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)」と呼ばれる新しい事業領域が生まれる。

・グーグルを傘下に持つ持株会社アルファベットの自動運転開発子会社ウェイモは、今年2月までに公道での実走行距離が800万キロメートルに達した。シミュレーションでの走行経験と合わせて、他の自動車会社を圧倒する走行データを蓄積している。

・自動運転開発の格付け
 LEADER(リーダー)ウェイモ、GMなど
 CONTENDER(競争相手)トヨタなど
 CHALLENGER(挑戦者)ホンダ、テスラ、アップルなど
※ウェイモは2017年調査では2番手集団に入っており、入れ替わりが激しい

【「電気自動車は「グーグルカー」のあり方こそが自然体」より】
・市場での需要(実需)と技術的な課題(EV三重苦)を考慮すると、「超小型モビリティー」という結論に。
※EV三重苦(①航続距離が短い ②二次電池の価格が高い ③充電インフラ整備のコスト)

【見解】
グーグルやアップルの動きを見ていても、燃料の問題よりも、「自動運転技術」「車と通信の接続」「共有サービス」がどう活用されるかの方が私たちの生活に与える影響は大きいと感じました。

自動車、通信サービス、電気、建築、運送、宅配など、様々な企業や自治体が協働し、住民がどのような未来を期待しているかを想像し、夢のあるプランを提示する事ができるかどうかが、今後の自動車の未来を決定づけると感じました。

「運送や宅配に関しては、自宅前から玄関までの数メートルの溝を埋められなければ、現状のままだろうな」「まずはタクシーの無人化から始まるのかな?」といったレベルの発想しかまだ浮かんできませんが、他の人がどんな想像をするかも興味深いです。生徒が思い描く未来の自動車社会についても、ぜひ聞いてみたいと思いました。今後の変化にも引き続き注目していきます。

【参考】
GMも圧倒する「グーグル」自動運転技術の脅威
トヨタは本当にEVや自動運転で「攻めの姿勢」に転じたか(DIAMOND Online)
電気自動車は「グーグルカー」のあり方こそが自然体(DIAMOND Online)
買い物先に自動で移動可能に? Appleが自動運転特許を出願(GIZMODO)

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