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数学を勉強するのはなんで?~永野裕之氏の書籍より~ [数学を勉強するのはなんで?]

永野裕之氏の著作「ビジネス×数学=最強」は、実際の数学の勉強(数学的な頭の使い方)が実社会でどのように活きるかが語られており、非常に興味深いです。「数学を勉強するのはなんで?」に対する具体的な答えになっていると感じます。

【数学を勉強するのはなんで?】
・数学によって論理力を磨く事ができる。
・論理力とは「人に自分の考えを伝えられること」「人の言っていることがわかること」
・「誤解の入り込む余地のない言語=数学」は論理力を磨くのに最適
※だからこそ、全世界で数学が必修科目として学ばれていると考えられる
 
【MECEな分類】
・三角形全体、整数全体等、全体を「モレなく・ダブりなく」分類するMECEな分類は数学的≒論理的に物事を考る時の基本。
・分類することによって情報が増える⇒問題解決につながる
(例)ある四角形が平行四辺形と分類される事により、平行四辺形の性質という情報が増える
(格言)困難は分割せよ(デカルト)
※MECE「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive(相互に排他的で、集合的に余すところがない)」

【かけ算的は新しい意味を生み出す】
・かけ算は異なる意味を持つ数字同士で行う計算で、新しい意味を生み出す。
(例)速さ×時間=距離 平均点×人数=合計点
・イノベーションは異なるコンセプト同士のかけ算から生まれる。
・マトリックスも「かけ算的思考」
(例)アイゼンハワー・マトリックス
・緊急度と重要度のマトリックスににより、優先順位という意味が生まれる。

【実践】
MECEやマトリックスを、問題解決に活用してみようと考る事はありましたが、MECEを活用する際は「全体を分類する」という数学的な視点を持つ事が非常に重要だと感じました。マトリックスも掛け算思考で「どんな新しい意味を生み出しているか」を明確に意識する必要があると気づかせていただきました。

【参考】

ビジネス×数学=最強

ビジネス×数学=最強

  • 作者: 永野 裕之
  • 出版社/メーカー: すばる舎
  • 発売日: 2015/06/09
  • メディア: 単行本



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