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数学を勉強するのはなんで~事例収集②~ [数学を勉強するのはなんで?]

【「大人になってからの再学習」より】
・微分方程式の読み書きができるようになるため
足し算も引き算も、九九も分数も、文字式も方程式も、関数も微分積分も全て微分方程式をやるための準備。多くの人は準備の途中でやめてしまうから、結局何のために数学を学ぶのか永遠に分からない。世の中の多くの物理現象は微分方程式で記述される。
・こどもの「どうして勉強しなきゃいけないの?」に対する答え
1.もっと楽しく学べる
2.もっと楽しく仕事できる
3.もっとすばらしい友達をたくさんつくれる
4.騙されてひどい目に合いにくくなる
・人類の連綿と続く学問の歩みを肌で感じられるようになること

【「こがねい数学塾」より】
・中学・高校で数学を学ぶ主たる理由・目的は、将来使うためというよりかは、普遍といえる事実を見極め、それらを応用し、問題解決ができる思考力を育むため。

【京大ナンバーワン教官が教える「勉強することのホントの意味」より】
・「いま学校で習っているのは、ハリーたちと同じ「魔法」
現代の魔法というのは科学と技術。技術を支えている根本は「数学」。もしも人類が三角関数を発明しなければ、飛行機を飛ばすことも船を運行することもできない。電車のモーターや車のエンジンを作ることも不可能。現代社会の「魔法」はここ20年でさらにスピードを上げて進化し続けている。
・すでに解明されている真理や、かつての人々が見出した知見、発明された技術は、できるだけ効率的に学ぶことが、新しいものを生み出すためには必要。
(事例)中国の田舎にいた数学がすごくできる中学生が、農業の手伝いのため進学を止めた。何年かして再会すると、「僕はすごい発見をしました、この公式を使うと、あらゆる2次方程式が解けるんです」といった。彼が見せてくれたのは中3でみんなが習う「解の公式」だった。「ゼロから車輪を再発見」するようなことは時間の無駄。

【「「算数」・「数学」はなぜ学校教育に必要なのか」より】
・数の四則計算の必要性はいうまでもなく、対称性や立体感覚など図形に関する感覚も学習を通して豊かになるものであり、数と図形に関する学習は豊かな日常生活を送る上で不可欠なもの。
・今日の科学技術文明では、多くのものが数値化されて表示される。その意味を数量的に的確に把握する数量感覚が現在は特に必要。
・安心して生活を送るために、マグニチュードやデシベルが対数を基本にした単位系であることを理解しておく必要がある。
・数学は、多くの学問を記述する言語としての重要な役割を果たしている。今日では、自然科学や工学のみならず、社会科学や人文科学でも数学を必要とする学問が多くなっている。「言葉としての数学」に習熟することは、学校で他の教科を理解し、さらに進んで種々の学問を理解するために必要になってくる。小学生から大学初年時までの学習は、「言葉としての数学」を習得するプロセス。
・数々の人々の思索の結果、数学は深められ、特有の美しさを持つに至っている。こうした数学の美しさを体験することも数学の学習では必要。
・他者とのコミュニケーションは言葉と論理に基づいているが、その基礎は数学の学習を通じて身につける事ができる。
・数学は日常の素朴な問題から出発しても、それを解くために問題を抽象的に考察する事が多い。こうした数学の考え方、数学の働きを学ぶ事も大切。
・対象を分析し、問題の本質が何であるかを考察する数学の学問としてのあり方は、複雑化の一方をたどる現代社会の中で、対象の構造を明確に把握し考察するシステム的な思考の基本をなすものであり、今後ますます重要になってくる。

【参考】
大人になってからの再学習「なぜ数学を勉強するのか」
こがねい数学塾「なぜ数学を学ぶのか」
京大ナンバーワン教官が教える「勉強することのホントの意味」
日本学術会議数学研究連絡委員会附置 数学教育小委員会「算数」「数学」はなぜ学校教育に必要なのか

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